ほっとした瞬間・・・

あの日から、何日経ったでしょうか。
仕事中に大きく揺すられ、不安の中に知らされた震災。
目に飛び込んでくる、様々な惨状。

職場のスタッフや、クルマ仲間のご家族や親戚に降り掛かった震災。
言葉では言い表せないほどのショックと、悲しみ。

ここ静岡県西部では、ほとんど被害もなく、日々ながれる震災の情報だけがリアルなように感じられます。
そのような中、心配していた状況がおこってしまいました。

それは数日前、お昼に職場近くのドラッグストアへ買い物に行った時のこと。
店内に入るとレジ前が混乱していました。
お米やカップ麺、ティッシュにトイレットペーパーをかごに山積みにして並んでいます。




そうです、買いだめが始まったんです。

正直、「何故?」と思いました。

確かに、前日ここ静岡でも大きな揺れを感じる地震がありました。

レジに並ぶ人たちの中には、家族連れが多かった気もします。
平日なのに。
震災のために工場などの操業が停止された関係もあるのでしょうか。

我が家は共働きをしているため、週末に家族6人分の1週間の買い出しを行います。
夕方、いつものように買い出しに行ってきました。

いつものような賑わいは影を潜め、皆さん粛々と買い物をしている様子。
青果、精肉コーナーはいつもと変わりなく。
鮮魚コーナーでは、お刺身のコーナーの陳列が少なく、干物もいつになく少ない感じでした。
お米は、高いものは少し残っていて、我が家も1袋買いました。
お米はもう底がついていて、買えて助かりました。
ラーメンや、カップ麺、レトルト食品、冷凍食品は数も少なく、購入数制限がされていました。

何となく分りました。
おそらく、午前中の早い時間に買い物が殺到し、あっという間に制限がかかったんだと思います。
それで、夕方にはお客さんもまばらだったんです。


ところで、震災の翌日から体調を崩していまいました。
もう何年も付き合っている、憩室炎が悪化してしまい、食事をとれば激痛という状態でした。
土日は病院も救急しか受けてくれないと思い、我慢。
仕事は震災対応が予測できたので、激痛を我慢しつつ出勤。
それが落ち着いてから、病院にかかりました。
毎度のことですが、また症状が治まるころで、検査をして薬を処方していただき、消化の良い食事をしばらく続けるだけです。

病院はというと、やはり震災の支援のため人手が減っていて、ほぼ一日かかってしまいましたが、被災地を思えば仕方がないことです。
そして、院内に貼ってあった告知。どうやら、一部の薬や資材が足らずに、手術を取りやめにしているようでした。


そんな中・・・
やっと本題^^;

久しぶりに出かけたついでに、地元プジョーディーラーへ立ち寄りました。
幸いなことに、ディーラーでは何ら被害はなく。
スタッフさん達にも直接の被害はなかった様子。
担当の営業さんと少しお話をして帰路につきました。

ディーラーを出て少し走ったところで、見覚えのある赤いライオン君。
パンダさんの陰からすっと現れた、真っ赤なボディがまぶしくすぐに目に留まりました。
ルームミラーから下がったライオンマスコット。
POCHの管理人さんでした。

POCHのメンバーさんには今回の被災地にルーツも持っている方が多いのです。
彼もそんな方達の一人。
きっと彼も心を痛め、自分ができることを一生懸命にやって、前向きに日々を過ごしているはずです。
そんな彼が、私を見つけて笑顔で手を振ってくれました。

私は、サムアップで答えました。
ここ数日で、おそらく一番嬉しかった出来事でしょう。

ところで、管理人さん。
パンダさんの真横で手を振るのはどうかと^^;

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